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病院外でも閲覧できる電子カルテで患者のプライバシーを保護 鳥取県立中央病院が電子カルテシステムの認証に「RSA SecurID」を採用

  2013/08/08 14:00

EMCジャパンは、鳥取県立中央病院が「モバイル・カルテ・ビューワ」のアクセス認証にワンタイム・パスワードの「RSA SecurID」を導入したと発表した。

鳥取県立中央病院は、鳥取県東部の全域をカバーする救命救急センターであり、救急現場からの搬送患者、重症および複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を24時間体制で受け入れている地域の拠点病院として位置づけられている。

救急医療拠点における医師の激務は、深刻な社会的課題のひとつとなっており、鳥取県立中央病院においても同様の状態だという。そのため、医師の負担をITの活用で軽減し、地域医療をITで支える施策のひとつとして「モバイル・カルテ・ビューワ」が開発されたという。

「モバイル・カルテ・ビューワ」は、病院外にいる医師が情報端末を使用して電子カルテを閲覧し、診療に役立てる院外カルテ閲覧システムだという。

医師は、iPadやiPhoneを使って「モバイル・カルテ・ビューワ」で電子カルテを閲覧。「モバイル・カルテ・ビューワ」は、シンクライアント技術を採用しており、端末にカルテの情報を保存しない。ログインには、患者の個人情報を守るために十分なセキュリティ強度を持つ認証が求められるという。

強度の高いワンタイム・パスワード認証であること、iPadやiPhoneと同様に可搬性が高く、誰にでも直観的に使えて豊富な実績のある認証製品として、「RSA SecurID」が評価されて採用に至ったとしている。

「RSA SecurID」は、本人だけが知っている暗証番号とトークンが表示する60秒間のみ有効なパスワードで不正アクセスを防止するワンタイム・パスワード方式を採用している。ハードウェアトークン、ソフトウェアトークン、スマートフォン向けのラインアップがあり、利用するデバイスにあわせて選択可能だという。

「モバイル・カルテ・ビューワ」の導入前は、休日夜間の若手医師からの出動要請でベテラン医師の勤務時間が増大していたが、導入後は、ベテラン医師が自宅から電子カルテを閲覧して電話で当直医に指示することで救急患者に速やかな対応ができるようになったという。

また、出張中の医師が術後患者の電子カルテを確認して、電話で在院の医師に指示できるようになるなど、「モバイル・カルテ・ビューワ」は医師の負担軽減、人材育成、診療品質の向上に役立っているとしている。

■事例の詳細
http://japan.emc.com/collateral/customer-profiles/tot-cp-1306-j.pdf

著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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