SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Press

IBMのDBaaS、「BLU Acceleration for Cloud」がやってくる!

 米国ラスベガスで開催されたIBM Information On Demand 2013、ここでフォーカスが当たっていたのは「BLU Acceleration」だった。DB2よりもその1機能であるBLU Accelerationが、あたかもビッグデータのための新たなデータベース製品のごとく取り扱われていたのだ。流行のインメモリー、カラム型を採用し、さらにはNetezzaで脈々と培われてきた技術をも融合し、高速な検索処理を実現する機能。CognosやSPSS、さらには今回発表のあったIBM Chorus、Project Neoといった新たなアナリティクスツールの裏側で活躍するのも、このBLU Accelerationなのだという。

IBMがBLU Accelerationを活用するDBaaSを発表

Leon Katsnelson氏
Leon Katsnelson氏

 今回のイベントのタイミングで、このBLU Accelerationを活用するまったく新しいソリューションの発表もあった。それが、「BLU Acceleration for Cloud」というサービスだ。イベント開催時点ではまだプレビューというステータスではあったが、ダイナミック・インメモリーのテクノロジーを、クラウド上のデータウェアハウスのシステムで使えるものだ。たんなるデータウェアハウスに対応したDBaaS(Database as a Service)ではなく、分析ツールのCognosも一緒に組み合わせたサービスとして提供される。

 このBLU Acceleration for Cloudは、Amazon Web Servicesが提供しているDBaaS、「Amazon Redshift」に対抗するものなのだろうか。IBM Software Group Information Management Cloud Computing & Mobile LeaderのLeon Katsnelson氏は、Redshiftとの違いを次のように説明する。

 「Amazon Redshiftは素晴らしいものだと思います。しかし、基本的にはインフラストラクチャだけを提供していると理解しています。我々のBLU Acceleration for Cloudは、それとは異なるアプローチをとっています。IBMには、データベース、SQLに関する長い歴史があります。BLUのインメモリーのテクノロジーは、それらの上にあるものです。それらIBMの経験をクラウドのサービスとして提供するのです。IBMとしては、インフラストラクチャーとしてではなく、ビジネスでより活用できるクラウドサービスとして提供します」(Katsnelson氏)

次のページ
パブリックでもプライベートでも、オンプレミスでも同じものが利用できる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/5375 2013/11/14 13:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング