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MySQL生みの親のMichael "Monty" Widenius氏に訊く「MySQLとMariaDB」


1995年、MySQLの最初のバージョンを開発したのがMichael "Monty" Widenius氏だ。現在のMySQLでも、60%程度は彼が書いたコードが残っているようだ。2007年、MySQLを開発、提供してきたMySQL ABが、Sun Microsystemsに買収される。そしてそのSunが、2009年にOracleに買収。MySQLはいまや、トップ商用データベースベンダーであるOracleの製品だ。

コミュニティベースの真のオープンソース・ソフトウェアであることが評価ポイント

Michael "Monty" Widenius氏
Michael "Monty" Widenius氏

 Monty氏は、買収されたSun Microsystemsには所属した。しかし、Oracleが買収する前にSunを離れている。2010年には、一緒にSunを離れたエンジニアらとMariaDB社を立ち上げ、MySQLからフォークして新たにMariaDBの開発を開始する。同様にMonty氏と一緒に働いていてスピンアウトしたサポートエンジニア、セールス、コンサルタントといった人たちが、SkySQL社を設立。こちらでは、MySQLとMariaDBのサポートサービス・ビジネスを開始する。

 2012年、Monty氏により新たにMariaDB Foundationが設立され、MariaDBの所有はこのFoundationに移行する。

 「この変更はMariaDBが企業から影響を受けない、コミュニティベースの純粋なオープンソース・ソフトウェアであり続けるためのものです」と説明するのは、SkySQLでアジアパシフィック地域のビジネスを担当するMichael Carney氏だ。

 翌2013年にはMariaDB社とSkySQL社が統合され、80名規模の新たなSkySQLがスタートしている。現在、SkySQLでは36カ国、450社以上とサービス契約を結んでいる。

 「MariaDBが市場で評価される理由は、この450社のSkySQLの顧客以外にMariaDBのユーザーが世界中に何万といることです。そして、そのようにたくさんの人が使ってくれている理由が、MariaDBがオープンソース・ソフトウェアだということです。ベンダーロックインもありません」

 Monty氏は、真にオープンソースなプロダクトであるが故に、数多くのLinuxディストリビューションで配布されるデータベースとしてもMariaDBが採用されており、そのことも市場での評価を後押ししていると説明する。「MySQLの持っている機能のすべてが、MariaDBにはあります。さらにMySQLにはない独自機能もあります」とMonty氏。

 セキュリティに強いところも、MariaDBが評価されるポイントとのこと。さらに「なんらか問題が発生しても、1日か2日ですぐに対応できます。これがOracleの場合なら、さまざまな手続きを経る必要があるためか対応するのに1ヶ月、2ヶ月とかかることもあります」と、フットワークの軽さも強調する。

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2014年4月にはOracleがEUと交わした約束期限が終了する

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

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