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実績以上に人格重視--サイバーエージェント藤田社長が語る「やる気を引き出す組織風土の作り方」


飲みニケーション、社内結婚を奨励「長く働ける会社がいい会社」

 3つの「社風」については、社内イベントの実施や、飲みニケーションや社内結婚の奨励、若手の抜擢といった取り組みを紹介した。 社内イベントとしては、半年に1回の社員総会で、活躍した社員を表彰するほか、何かイベントがあるたびに社内ポスターやトピックスメールを発信して、盛り上がり感を演出することに力を入れている。「とにかく演出が大事。社員総会は1回実施すると1000万円コストがかかるが、いい表彰式になれば頑張りを引き出せる。会社にとっては安いもの」とした。

▲サイバーエージェントの社員総会の様子
「社員総会は1回実施すると1000万円コストがかかるが、
いい表彰式になれば頑張りを引き出せる。会社にとっては安いもの」と藤田社長

 社員のSNS活用も基本的に自由で、藤田氏本人もオープンなブログで制度や施策の導入意図などを説明している。「納得がいかないまま働いているとモチベーションが下がる。自分のことばでオープンなブログに書くことで社員に納得してもらう」という。

 飲みニケーションも奨励している。「どんな組織もわだかまるもの。意思疎通ができるチームはなかなかできない。なんだかんだ飲みに行くと『そんなに悪いヤツじゃないじゃん』となる。何かプロジェクトを達成したら、飲み代も支給している」ほどだ。ユニークなのは、飲み会翌日は自動的に半休になる制度があり、それとセットで飲み代が支給されることだろう。

 社内結婚も多いという。「社員同士が結婚する会社は、安心して長く働ける職場」との考えがあり、会社としても奨励している。かつては、社内恋愛に否定的で「手を出したら左遷」といった雰囲気もあったという。だが、そのために、恋愛が地下活動化し、ぎすぎすした雰囲気になってしまった。その反省があるという。

  若手の抜擢については「ひるまない、といいつつ、やはりひるんでしまうもの。それをひるまずやることが大事」だという。1年目だろうと抜擢し、新規事業をまかせたり、子会社をまかせたりする。そして、それをやり続け、変化に慣れさせることが大事だという。若手の抜擢をはじめた当初は、「なぜ自分ではなく、彼なのか」と怒り出す社員もいたが、まかせることが常態化するようになってからは「今回はないが、次回は自分だ」と思うようになった。

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離職率が低い会社はいい会社か?

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この記事の著者

齋藤公二(サイトウコウジ)

インサイト合同会社「月刊Computerwold」「CIO Magazine」(IDGジャパン)の記者、編集者などを経て、2011年11月インサイト合同会社設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集のほか、OSSを利用した企業Webサイト、サービスサイトの制作を担当する。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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