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製品責任者に訊いた!Oracle Real Application Clustersの着実な進化


 2013年7月、Oracle Databaseの最新版12cの提供が国内で開始された。12cの最大の目玉はマルチテナント機能。OSやハイパーバイザーで仮想化環境を構築するのは当たり前だが、Oracleはコンテナデータベースとプラガブルデータベースのレベルで仮想化を実現してみせた。このマルチテナント機能のインパクトが強く、さらにOracleでは次期更新バージョンで最近話題のインメモリーに対応すると発表したこともあり、12cにおけるその他の新機能はあまり目立っていない。

Oracle Real Application Clustersには25年以上もの豊富な実績がある

 とはいえOracle Database 12cには、500を超える新機能が実装されている。Oracle Databaseを最も特徴付けている機能であるOracle Real Application Clusters(RAC)も、当然ながらさまざまな機能拡張がなされた。Oracle RACは2001年に登場したOracle9iで実装され、すでに10年以上の歴史がある機能だ。複数ノードで構成されるデータベースをあたかも1つのサーバーとして扱えるようにする。このクラスターの仕組み自体はOracle RACとなる以前はOracle Parallel Server(OPS)と呼ばれ、そこから数えれば25年以上の実績がある機能だ。

Oracle Real Applicationsの変遷
Oracle Real Application Clustersの変遷

 「Oracle Parallel Serverは、クラスターシステムとして使えるものでした。しかし、アプリケーションを実行する上で、スケールアウトには向いていませんでした」

米国OracleのReal Application ClustersおよびAutomatic Storage Management製品責任者であるBob Thome氏
米国Oracle
Real Application Clustersおよび
Automatic Storage Management製品責任者
Bob Thome氏

 米国OracleのReal Application ClustersおよびAutomatic Storage Management製品責任者であるBob Thome氏は、Oracle RAC以前のOPSは高可用性を提供できたが拡張性は今ひとつだったと説明する。その理由の1つが、ノード間情報をディスクに保存するようになっていたためだ。それを9iのタイミングでソースコードレベルの改良を加え、ネットワークを介しノード間情報を交換する仕組みに変更。可用性と拡張性を両立するクラスターシステムへと生まれ変わらせたのだ。このタイミングで「リアルにアプリケーションを実行できる」という意味でReal Application Clustersへと名称も変更した。

 とはいえ当初のOracle RACは、クラスターと共有ディスクの管理部分が別途必要で、そのセットアップは複雑だった。そのため、Oracle RAC環境をセットアップするコンサルサービスがあったくらいだ。この複雑なセットアップを解消したのが、Oracle Database 10gで組み込まれたClusterwareとAutomatic Storage Management(ASM)だ。この2つが加わったことで、3rdパーティー製のクラスター管理やストレージ管理ソフトウェアを組み合わせる必要がなくなり、Oracle純正の仕組みだけで容易にクラスター環境が構築できるようになった。

 Oracle Database 11gではさらにOracle RACの展開、インストール、ノード追加、削除は容易になる。それをハードウェアと一体化させ、高可用性と高拡張性を迅速に提供できるようにしたのがエンジニアドシステムの「Oracle Exadata」と「Oracle Database Appliance」というわけだ。「Oracle Exadataは、RACからパワーを得ています」とThome氏は言う。

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マルチテナント時代に対応する拡張も多数搭載

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

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