新たにシステム導入を検討する際、クラウドファースト、モバイルファーストで考える。当初これはITベンダーが言い始めたマーケティング用語的なものだった。しかしながらここ最近は、ユーザーからもクラウドファースト、モバイルファーストで検討するとの声が聞こえ始めた。とくにクラウドファーストは身近だ。パブリッククラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)の急激なビジネス拡大を見ても、それは裏付けられている。クラウドサービスベンダーが躍進しパブリッククラウドの活用が増えれば、サーバーハードウェアのビジネスは厳しくなる。実際、HPやDellはハードウェアビジネスで苦戦し、IBMはx86サーバーを手放す事態に。当然ながら、それらハードウェアを預かるビジネスを行ってきたデータセンター事業者も、ビジネス環境はかなり厳しくなりつつある。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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