ビジネスモデルを構築する必要性を一言でいえば、「付加価値の創造」です。そしてビジネスモデル会計の重要な役割は、付加価値を測定し、ビジネスモデルを評価するための基準作りです。前回は、ドラッカーの5つの計器を、「ビジネスモデルの評価基準」として紹介しました。連載のテーマである「ビジネスモデルを会計的に考える発想」すなわち「計数感覚」が重要であることは、ドラッカーの5つの計器をみれば明らかではないでしょうか。連載の最後に、ビジネスモデルとビジネスモデル会計の関係を整理しながら、計数感覚をどのように身に付けたらいいのかについて、まとめてみます。
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千賀 秀信(センガ ヒデノブ)
公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。18年間勤務後、1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの企業担当者や受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。日本能率協...
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