PostgreSQLベースの富士通データベース製品
ここで安永氏は、富士通のデータベース製品を紹介した。PostgreSQLをベースにして作っているが、大きく基幹系と情報系のラインナップがある。さらにソフトウェア版とアプライアンス版があり、導入すればすぐに使えるハードウェアもセットされた垂直統合版がある。
FUJITSU Software Symfoware Serverバージョン12は、どちらかといえば基幹系の業務、トランザクション系のDBだ。特徴は、「高信頼」、「高性能」、「安心」にある。
事例のところで紹介したSymfoware Analytics Serverは、様々なデータを格納可能で、インメモリによる高速なRDBの処理ができ、それをフローで統合する形になっている。
この製品と富士通のハードウェアを垂直統合したのがFUJITSU Integrated System Analytics Readyになる。
アプライアンスのFUJITSU Integrated System HA Database Readyは、サーバー、ストレージ、ネットワークとOS、運用管理を垂直統合した製品で、完全な冗長構成になっている。SSDに最適化されており、非常に高性能だ。さらにリカバリーが1ステップというのが一つの特長で、異常が起きたときの対処が簡単で、ユーザー自身でできる。
安永氏は最後に「IoTということで、ネットワークを使い、データ収集をするのですが、それだけでなく、現場のデータを現場で使う。そうすることにより、業務をどんどん効率化し、ワークスタイルの変革を可能にする。そうしたことが我々の目指している所です」と語り、セッションを終了した。