クラウドファースト、モバイルファーストという言葉がだいぶ定着してきた。何か新たなシステムを始めるなら、そのプラットフォームにはまずはクラウドを検討する。そしてそのシステムの利用シーンで使われる端末は、PCではなくてモバイル端末が大前提、市場よってはモバイルが中心でPCは一部であるというくらいの勢いもあるほどだ。そんな中、昨年発表されたIBMとAppleの提携ニュースは業界を驚かせた。予想していなかったエンタープライズとコンシューマの融合。インテルベースのPCやサーバーを捨てたIBMには、こんな選択もあったのかと思わされた。とはいえ協業を発表はしたものの、昨年中は具体的な成果はなかなか見えてこなかった。一部、iPadなどのiOS端末を活用した、インテグレーション事例などもIBMからは紹介されてはいたが、両社が手を組んだからこその成果はまだ見えにくかった。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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