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IPA、夏休み期間の情報セキュリティ対策を発表――管理者、利用者、家庭に分けて注意を呼びかけ

  2015/08/04 18:00

 IPA(情報処理推進機構)は、まもなく多くの人が夏期休暇を取得する時期となることから、長期休暇における情報セキュリティ対策を発表した。また、長期休暇に限らず、日常的に行うべき情報セキュリティ対策を新たにまとめ、併せて公開した。

 この情報セキュリティ対策は、長期休暇において、企業など組織内でのトラブルや顧客へのウイルス感染、情報漏えい、および家庭でのトラブルに遭わないようにするため、また万が一トラブルが発生した場合に被害が拡大しないよう、対策をとりまとめたもの。

 対策は、(1) 組織のシステム管理者、(2) 組織の利用者、(3) 家庭の利用者、と対象を3つに分けている。

1. 組織のシステム管理者向け

●長期休暇前の対策

 (1) 緊急連絡体制の確認

 不測の事態が発生した場合に備えて、システム管理・運用の委託先企業を含めた緊急連絡体制や対応手順等が明確になっているか確認する。 連絡体制の確認(連絡フローが現在の組織体制に沿っているか、等) 連絡先の確認(各担当者の電話番号が変わっていないか、等)

 (2) 使用しない機器の電源OFF

 長期休暇中に使用しないサーバ等の機器は電源をOFFにする。

●長期休暇明けの対策

 (1) 修正プログラムの適用

 長期休暇中にOSや各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合がある。修正プログラムの有無を確認し、必要な修正プログラムを適用する。

 (2) 定義ファイルの更新

 長期休暇中に電源を切っていたパソコンは、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっている。電子メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行う前に定義ファイルを更新し、最新の状態にする。

 (3) サーバ等における各種ログの確認

 サーバ等の機器に対する不審なアクセスが発生していないか、各種ログを確認する。もし何らかの不審なログが記録されていた場合は、早急に詳細な調査等の対応を行う。

2. 組織の利用者向け

●長期休暇前の対策

 (1) 機器やデータの持ち出しルールの確認と遵守

 長期休暇に社外での業務対応が必要となるなどパソコン等の機器やデータ等の情報を持ち出す場合は、持ち出しルールを事前に確認、遵守する。

 (2) 使用しない機器の電源OFF

 長期休暇中に使用しない機器は電源をOFFにする。

●長期休暇中の対策

 (1) 持ち出し機器やデータの厳重な管理

 自宅等に持ち出したパソコン等の機器やデータは、ウイルス感染や紛失、盗難等によって情報漏えい等の被害が発生しないよう、厳重に管理する。

●長期休暇明けの対策

 (1) 修正プログラムの適用

 長期休暇中にOSや各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合がある。修正プログラムの有無を確認し、必要な修正プログラムを適用する。なお、修正プログラムの適用については、システム管理者の指示に従う。

 (2) 定義ファイルの更新

 長期休暇中に電源を切っていたパソコンは、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっている。電子メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行う前に定義ファイルを更新し、最新の状態になっていることを確認する。

 (3) 持ち出し機器のウイルスチェック

 長期休暇中に持ち出していたパソコンや、データを保存していたUSBメモリ等の外部記憶媒体にウイルスが感染していないか、組織内で利用する前にセキュリティソフトでウイルススキャンを行う。

3. 家庭の利用者向け

●長期休暇中の対策

 (1) 公衆無線LANを利用する際の注意

 空港やホテル等、多くの場所で公衆無線LANサービスが提供されているが、不正に設置されたアクセスポイントに誤って接続してしまったり、盗聴されてしまったりする等で第三者に通信内容を知られてしまう可能性がある。第三者に知られては困る情報をやりとりする場合はSSLで暗号化されていること(ブラウザのアドレス欄の文字が「https」で始まっていること)を確認してから送受信する。

 (2) 行楽等の外出前や外出先でのSNS投稿に注意

 例えば、SNSに旅行の計画を書き込んだ場合、内容によっては長期休暇中に不在であることが広く知れ渡ってしまう可能性がある。また、撮影した写真をSNSに投稿したことで位置情報が知られたり、他者のプライバシーを侵害してしまったりなどのトラブルに発展することもあり得るため、投稿内容や投稿範囲に注意する。

 (3) SNSのやりとりによるトラブルに注意

 SNSで知り合った人物から言葉巧みに不正なアプリのインストールを持ちかけられ、そのアプリでプライベートな動画を撮影したことが原因で、セクストーション(性的脅迫)の被害に遭うケースが発生しています。第三者に見られたら困るプライベートな写真や動画を撮影させたり、そのデータを送ったりしない。

●長期休暇明けの対策

 (1) 修正プログラムの適用

 長期休暇中にOSや各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合がある。修正プログラムの有無を確認し、必要な修正プログラムを適用する。

 (2) 定義ファイルの更新

 長期休暇中に電源を切っていたパソコンは、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっている。電子メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行う前に定義ファイルを更新し、最新の状態にする。

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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