概要
PowerPointのスライドに挿入された図形やテキストボックスなどのオブジェクトを移動しようとする際に、思い通りに移動できなくて困ったことはありませんか?
PowerPointでは、図形をきれいに配置するために役立つグリッドとガイドの機能があります。例えば、グリッド機能を利用した状態でオブジェクトをドラッグすると、見えないマス目に合わせてオブジェクトが動くようになります。グリッド使用時の移動間隔は既定では0.2cmです。
グリッド |
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ガイド |
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本稿では、グリッドの移動間隔などを調整して、オブジェクトを思い通りに配置する方法について紹介します。
操作方法
- [表示]-[グリッドとガイド]を選択します。
- [グリッドとガイド]ダイアログボックスの位置合わせ方法として、「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」「ほかのオブジェクトに合わせる」のいずれか、または両方を指定します。
- [グリッドの設定]の[間隔]ボックスの▼をクリックして、プルダウンから1センチをいくつのグリッドに分けるか指定します。1センチにつき8等分には[8グリッド/cm]を選択します。
- [グリッドを表示]と[ガイドを表示]にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。
- グリッドとガイドが表示されました。
- オブジェクトやプレースホルダをマウスでドラッグして移動間隔が変更されたことを確認してみてください。
備考
グリッドの間隔を無視して微調整しながらオブジェクトの配置を思い通りに行うには[Alt]キーを押しながらドラッグするとよいと思います。ポイントを下表にまとめたので参考にしてください。
通常 | 微調整 | 垂直・水平方向 | 微調整に水平・垂直方向 | |
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移動 | ドラッグ | [Alt]+ドラッグ | [Shift]+ドラッグ | [Alt]+[Shift]+ドラッグ |
コピーしながら移動 | [Ctrl]+ドラッグ | [Ctrl]+[Alt]+ドラッグ | [Shift]+[Ctrl]+ドラッグ | [Alt]+[Ctrl]+[Shift]+ドラッグ |