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マイクロソフト北川剛のイチからはじめるPower BI入門講座

売り上げデータと機械学習で予測モデルを作ろう(データ登録編)

 こんにちは。日本マイクロソフトの北川です。秋も深まり、紅葉のニュースが聞こえてきましたが、まだまだ海の家を引っ張ります。この連載を終える時には海開きしているのではないかと戦々恐々としていますが、私の心はまだ夏真っ盛りです。もちろん、まだまだ半袖で活動可能です。

 前回に引き続き、機械学習を利用して、海の家の過去の売り上げデータに曜日と天気を加えて、売り上げを予測するモデルのトレーニングを行い、予測モデルを作成しますが、最近では様々なベンダーが機械学習の仕組みを提供しています。マイクロソフトでは、クラウド上で簡単に機械学習を利用することができる Azure Machine Learning : Azure ML を提供しており、マイクロソフトアカウントがあれば無償で利用することも可能ですので、今回はこの環境を使用して「海の家売り上げ予測モデル」を作成していきたいと思います。

 まずはブラウザで https://studio.azureml.net/ を開いてください。

  ここで「Get started」をクリックすると Azure Machine Learning(Azure ML)を利用するための方法を聞いてきます。

  「GUEST ACCESS」をクリックすると、ログインやユーザー登録など行わず、Azure ML を利用することができます。Experiments を Guest Workspace 上に作成し、保存し、実行することが可能ですが、その有効期間は 8 時間に限定されています。この時間を経過すると作成した Workspace はリセットされます。そのため、一時的な学習用途を除けば、マイクロソフト アカウントを利用して無償版環境に Sign In することをお勧めします。 もちろん Microsoft Azure の有効な Subscription やクレジットカードの登録は不要です。

 以下に Guest Access と無償版との差をまとめます。

  Guest Access 無償版(Free) 有償版(Standard)
認証  不要 マイクロソフト アカウント マイクロソフト アカウント(有効な Azure Subscription 必須)

Experiments における最大モジュール数

50未満 100 無制限
R Script Editor Module 不可
Python Script Editor Module 不可  可

Experiments の最大実行時間

  1時間   なし
記憶域容量 100MB 10GB 無制限(別途費用は発生)
実行/パフォーマンス    単一ノード 複数ノード
Web API のステージング  不可  可(性能制限あり) 可(スケーラビリティあり)
Production Web API 不可 不可
SLA なし なし あり

   今回は無償版を利用してください。(マイクロソフトアカウントをお持ちでない方はこのタイミングで作成ください)

 マイクロソフトアカウントでログインすると、すぐに無償版環境が利用できます。

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北川剛(キタガワツヨシ)

日本マイクロソフト株式会社日本マイクロソフトで Azure を含むサーバー製品を担当するプロダクトマネージャー。 大学時代にインターネットの洗礼を受け、研究室でデータベースを利用したウェブシステムを構築するというきっかけを得たことから、データベースの道に進むことに。現在はデータベースだけではなく、ク...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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