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サイオス、機械学習機能搭載のIT運用分析ソフト「SIOS iQ」の新バージョンをリリース

 「SIOS iQ」は、2015年7月に発表され、システムに存在する全てのオブジェクトの振る舞いと関連性を分析・学習する機能を備えて、問題や問題の予兆を検出した際、完全に自動で根本原因や影響範囲の分析を行うことができる。

 「SIOS iQ v3.4」では、検出した問題や予兆に関し、関連するオブジェクト、問題の根本原因を作り出しているオブジェクト、影響を受けているオブジェクトをグラフィカルに可視化する新機能「Topology Impact Analysis View」を追加した。

 「Topology Impact Analysis View」により、問題や予兆が検出された際、影響範囲と根本原因を視覚的に把握することができ、システムの性能問題を今まで以上に迅速に解決することが可能になるとしている。

 さらに、「SIOS iQ v3.4」では、オブジェクトの振る舞いを「アノマリ(異常な振る舞い)」と判定する感度を調整する機能や物理ホストの故障許容台数を分析する機能などが追加された。

 「SIOS iQ v3.4」の価格、提供方法に変更はなく、1物理ホストに1ライセンス(Standard Edition 240,000円/12か月)を利用するサブスクリプション形式で提供され、無償版のFree Editionも用意されている。

 「SIOS iQ v3.4」の新機能の概要は次のとおり。

 ・「アノマリ」と判定する感度を調整する機能

 「SIOS iQ」は、システムに存在する全てのオブジェクトの関連と個々のオブジェクトの振る舞いを分析・学習した上で、学習したパターンに合致しない振る舞いを検出した場合、それを「アノマリ(異常な振る舞い)」として識別する。

 この方式を採用することにより、閾値を用いた異常検出では検知できないレベルの微細な振る舞いの差異を検出できるというメリットがある。一方、振る舞いのパターンが十分に学習できていない段階では、パターンに合致しない振る舞いを過度に検出しすぎてしまうというデメリットも存在する。

 そこで、「SIOS iQ v3.4」では、学習された知識ベースの成熟度合いに合わせて、「アノマリ」を判定する感度を調整する機能を追加した。この新機能により、振る舞いのパターンが十分に学習できていない状態では、感度を低く設定し、過度に「アノマリ」を検出し過ぎることを避け、学習が進むにつれ感度を高く設定していくという運用が可能になった。

 ・物理ホストの故障許容台数を分析する機能

 VMware HA機能によりフェイルオーバーが可能な物理ホストの故障許容台数を分析することができるようになった。この新機能は、ある物理ホストが何らかの理由によりダウンした場合、その物理ホスト内の仮想マシンが他の物理ホストでフェイルオーバーするために必要なリソースを分析し、故障が許容される物理ホストの台数を算出するので、仮想環境内の物理ホストの耐故障信頼性を客観的に把握することが可能となる。

 ・問題の根本原因と影響範囲を可視化する「Topology Impact Analysis View」

 新たに追加された「Topology Impact Analysis View」は、何らかの問題が検出された場合、その問題に関連するオブジェクトをグラフィカルに可視化。「Topology Impact Analysis View」では、問題に関連するオブジェクトが表示されるだけでなく、問題の根本原因を作り出しているオブジェクトと影響を受けているオブジェクトが明確に区別できるように表示され、さらに根本原因や影響の詳細をドリルダウンする機能を備えている。

 「Topology Impact Analysis View」により、問題や予兆が検出された際、問題の影響範囲と根本原因を視覚的に把握し、素早く詳細を確認することができ、システムの性能問題を今まで以上に迅速に解決することが可能になる。

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