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日本マイクロソフト、新バージョンの基幹業務ERP「Dynamics AXクラウド」を提供開始

 「Dynamics AX」は、初期費用を抑えた安定的な予算計画を立てることができるとともに、ハードウェアもしくは個別のITインフラサービスを購入、設計、構築しそれを運用する時間とコストを低減できるという。

 また、パブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」の各種サービスを駆使したマイクロソフトによるインテグレーションという技術的な強みがあり、マイクロソフトパートナー企業の付加価値ソリューションと組み合わせることで、先進的なソリューションを提供するとしている。

 「Dynamics AX」の主な特徴は次のとおり。

 ・大規模組織の変化と成長に応じたシステムの拡張と情報保護:日本の東日本・西日本の2つのデータセンターリージョンから提供されるAzureを中心基盤として提供。組織の変化に応じて最適なシステムを選択・拡張することができ、かつプライバシー、サイバー犯罪からの防御の点で高いエンタープライズセキュリティにより顧客の情報を安全に保護。

 ・IT投資を短期間で事業の結果につなげる:スピードと柔軟性をもって実行できる業務機能と構築管理ツールの両方を新しい管理ツールDynamics Lifecycle Services(LCS)などが提供。これにより、ビジネスの変化の一歩先を行くシステム構築が可能。

 ・データ分析で情報に基づいた素早い意思決定;クラウド型データ分析ツール「Microsoft Power BI」と接続することで可視化した最新分析結果を、いつでもどこでも、どのデバイスからも、その情報にアクセスすることができ、素早い意思決定に役立つ。

 ・ライセンスと販売チャネル:パブリッククラウドサービスとして、ユーザー単位の 月額サブスクリプションモデルで提供。サブスクリプションライセンスには、Azureの利用料金も含まれる。

 なお、「Dynamics AX」は、プラットフォームのハイブリッド環境をサポートし、プライベートクラウド、オンプレミス環境でも、今後提供予定だという。また、既存バージョンの「Dynamics AX 2012」は販売を継続する。

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