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週刊DBオンライン 谷川耕一

CPQ領域に乗り出すSalesforceの新たな戦略―買収製品をいち早く自社のソリューションに


 ここ最近、クラウド関連の話題が多い。まあ、クラウドの利用が当たり前の選択肢になっているのだからそれも当たり前か。当然ながらクラウドに新規参入しますではすでにニュースにはならず、クラウドの上で何をどう実現するかがないと話にならない。そんな中、SaaSベンダーとしてトップを走っているセールスフォース・ドットコムが、新サービスとなる「Salesforce CPQ」の提供を発表した。

マーケティングやCRMと営業をスムースにつなぐ本文

 CPQは「Configure」「Price」「Quote」の頭文字であり、見積もり・請求管理のソリューションだ。ビジネスの現場で頻繁に行われる見積もり作成などを効率化するサービスで、Configureは主に見積もりを作成する際の商品選択や組み合わせの設定などを容易に行えるようにするための機能だ。Priceは値引き承認などのルールを適用してプロセスに沿った正確な提示価格を決定する機能。Quoteは一連の作業に基づいて提案書や契約書を作成し、それらを適切に管理、運用するための機能だ。

 「CRMの中でも見積もりは重要なステップです。見積書の作成は必ず入ってきます。ですが、これまでの見積書や契約書作成の作業は、大抵はExcelとWordの世界でした。ExcelやWordだとデータは営業担当の机の中にあり、システムと連携しません」

セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクター 御代茂樹氏
セールスフォース・ドットコム
 マーケティング本部 プロダクトマーケティング
シニアディレクター 御代茂樹氏

 セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクターの御代茂樹氏[は、Salesforceの戦略は営業支援から始まりマーケティング、コラボレーションツール、アナリティクス、サポートサービスの拡張などを含め、顧客のビジネスすべてをクラウドでカバーすると言うもの。今回はその中でCPQの領域を提供し、分断しがちなマーケティングやCRMから営業へのプロセスをスムースに連携するものとなる。

 今回の発表は、2015年12月に買収を発表したスティールブリック社のCPQ製品をSalesforceの製品として提供開始すると言うものだ。もともとスティールブリックの製品はSalesforceのPaaS環境であるforce.comで開発されていたので、買収後の迅速な「Salesforce化」が可能だったのだろう。

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複雑なルールを適用すべき見積もりも迅速、正確に自動生成できる

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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