今回のティーマックスソフトとレノボによる協業は、次の3件において実施される。
- ティーマックスソフトの超大容量データベース統合ソリューション「ZetaData」をレノボ製サーバーに搭載したDWHサーバーを2社で共同検証し、SIer企業を通じて販売。
- ハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HX シリーズ」が実現する統合仮想化インフラストラクチャーと、仮想化環境に最適な価格体系の「Tibero RDBMS」との組み合わせによる、データベース運用コスト削減ソリューションの提供。
- 代表的なRDBMSとくらべて大幅なコスト削減に役立つ「Tibero RDBMS」とレノボSystem x サーバーのリファレンス・アーキテクチャーの提供。
■超大容量DB統合ソリューション「ZetaData」をレノボサーバーに搭載したDWHサーバー
「ZetaData」は、ティーマックスソフトが開発した特許技術、独自技術を盛り込んだ超大容量データベース統合ソリューションで、DWHソリューションとして求められる高い拡張性、高効率圧縮によるストレージの節約、OLTP/OLAPの統合による複雑なワークロードの高速処理能力、膨大なデータのリアルタイム処理を実現する。
また、インフィニバンド・ネットワークを通じたRDS&RDMAプロトコルによる高速かつ低負荷な転送により、ボトルネックのない高速データ転送を実現するという。
今回のレノボとの協業により、「ZetaData」がレノボのIAサーバーで構成された高性能DBサーバーとストレージ・サーバー、高速ネットワークと統合され、高機能・大容量DWH サーバーとして提供される。
■「Tibero」とレノボSystem x サーバーのリファレンス・アーキテクチャーの提供
ティーマックスソフトとレノボは、運用コストを削減し、高可用性で高性能なレノボ・サーバーと「Tibero RDBMS」に関しても共同でリファレンス・アーキテクチャーを準備し、主にハードウェアとソフトウェアをソリューション販売するSIerや代理店を中心とした販売活動を展開する。
「Tibero」は、標準SQL規格に準拠したRDBMS としての機能、クラスタリング機能(TAC:Tibero Active Clustering) 等、業界標準となっている他社RDBMSとの高い互換性を持ちながら高機能・低価格を実現している、ティーマックスソフトが提供するRDBMSだという。
■「Tibero」とレノボのハイパーコンバージドインフラストラクチャーとの組み合わせ
「Tibero」は、従来の代表的なRDBMS と比べ、ライセンス料金や保守費用を大幅に削減することが可能で、特に仮想環境において、大きな運用コストの削減効果を発揮することが可能になる。
したがって、レノボのハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HX シリーズ」と組み合わせることで、これまで独立した環境で稼働させざるをえなかったRDBMSサーバーを、統合仮想プラットフォーム上に統合することができ、運用コストの大幅な削減が可能となるという。
なお、今回のティーマックスソフトおよびレノボによって検証された「ZetaData」DWHサーバーや「Tibero」とレノボ・サーバー「System x」、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HXシリーズ」は、協業販売パートナーであるユニアデックスを通じて、販売および導入サービス、保守の提供が行われる予定だという。