デロイトの中でも最先端の拠点、バルセロナCICで働かないか!
―CICの所長といいますと、具体的にはどんな仕事をしてらっしゃるんですか?
シャビエル「私はカタルーニャ全体のディレクターとして仕事をしているので、ビジネス寄りの仕事が多いですね。クライアントについていることがほとんどです。現場については、日々マネージャーからの報告が上がってくるのを見ている感じです。マネージャーほど現場で仕事をしているわけでじゃないですが、セキュリティエンジニアとの距離が開きすぎないように気を付けています。優れたセキュリティエンジニアというのは常に不足しているので、できるだけCICにつなぎとめておきたいんですよ」
―セキュリティエンジニア、まあいってみれば優秀なホワイトハッカーたちですよね、彼らは世界共通で独特なパーソナリティを持っているといったイメージがありますが、マネジメントで苦労したことはありますか?
シャビエル「いまのところはないですね。彼らと接するとき大事になのは透明性。透明性をもって接する。あとはモチベーションを保つこと。チャレンジできるような環境を与えること。育成を継続して行うこと。そして、彼らのルールを尊重する。たとえば、彼らはネクタイを嫌がるので、だったらネクタイはしなくていいよ、と認めること。彼らは条件さえ合えばしっかり働いてくれます。ただ、あまりにも若く、あまりにも有能すぎるので近くで常にコミュニケーションするのが大事ですね」
―今、何人くらいいるんですか?
シャビエル「50人くらいですね」
―お、世界中で一番多いかもしれない。仕事はハードですか?
シャビエル「CICで働いている人は8時間労働でシフト制なので、逆に規則正しく働けているのじゃないでしょうか。私は12時間は働いていますが。私の場合はほかの人たちと違い、日々クライアントと仕事しているので、ちょっと不規則ですね(笑)」
―デロイトのCICで働く楽しみはなんでしょう?
シャビエル「ほかのセキュリティベンダーとの一番の違いは、End to Endですべて面倒を見るというところ。これは大変である一方でとてもやりがいのある仕事です。グローバルなプロジェクトでありながら、ローカルなアプローチを行なえるのも魅力ですね。クライアントが一流企業。そういうところがデロイトで働く魅力です」
―バルセロナは本当に素敵な街でしたね。バルセロナで働きたいと思う、日本のセキュリティエンジニアへのメッセージはありますか?
シャビエル「まずそういった人がいたら私に連絡をください!喜んで受け入れます。デロイトは育成に対する投資額が大きいのも特徴なんですよ。バルセロナはデロイトのネットワークの中でも最先端の拠点です」
―海外で活躍したい日本の若いセキュリティ・エンジニアは多くいるのですが、アメリカに行きがちなんですよね。バルセロナが熱いぞ!と伝えておきます。
シャビエル「ぜひ! バルセロナは世界一の街だと思っています。きっと気に入りますよ」