今回、日本の帳票市場で支持されてきた「ActiveReports」の新たなラインナップとして発売する「ActiveReports 11.0J Server」は、実績ある「ActiveReports」の帳票デザイナと帳票実行エンジンを搭載するオールインワン帳票ソリューションになる。
各種機能を利用するには、オプションサービスの購入が必要な帳票サーバー製品が多い中、「ActiveReports Server」は追加コストなしで、帳票のデザイン、プレビュー、ファイル出力、スケジュール配信・印刷、アクセス制御やログ管理などの各種制御といった帳票システムに必要な機能がすべて揃うという。
使い方も簡単で、製品をWebサーバー(IIS)にインストールするだけで、管理者用と利用者用の2つのWebポータル画面をもつ帳票アプリケーションが利用できるようになる。帳票デザイナは、Visual Studioのような開発環境がなくても利用者ポータルから直接起動できるため、開発者だけでなくエンドユーザー自身でも帳票デザインを行うことができる。REST APIも多数提供しているため、さまざまな外部システムや上位システムとの連携、カスタムアプリケーションの作成も可能だという。
「ActiveReports Server」の特徴は次のとおり。
・帳票システムを簡単に構築
インストーラ―画面の手順に従ってインストールと初期設定を行えばセットアップが完了。ノンプログラミングですべての設定ができるため、スピーディにWeb帳票システムを構築し運用を始めることができる。
・モバイルにも対応した2つのWebポータル画面
製品をインストールすることで、2つのWebポータル画面「管理者ポータル」「利用者ポータル」を利用できるようになる。ポータル画面のデザインはカスタマイズ可能なため、企業ロゴを配置して利用することも可能。2つのポータル画面はiPad、iPhoneにも対応。
・使いやすく高機能な帳票デザイナ
「ActiveReports for .NET」で好評の高機能デザイナを、開発環境Visual Studio無しで利用できる。利用ユーザー数に制限はなく、すべてのユーザーが「ActiveReports Server」の利用者ポータルからデザイナを直接起動させ、実際の帳票出力イメージをプレビューしながらマウス操作で帳票の作成や編集を行える。
・登録プリンタからの直接印刷、スケジュール配信にも対応
プレビュー画面(帳票ビューワ)からの印刷はもちろん、プリンタ情報を登録することでサーバーからの直接印刷も可能。また、あらかじめ帳票を出力する日時を設定しておくスケジュール配信にも対応しているため「毎月1日に月次レポートを関係者にメール配信」「夜間に登録プリンタから印刷」といった運用も実現できる。
・豊富なREST APIで外部システム連携も可能
約300種類のREST APIを提供するため、すでに運用している基幹システム、上位システムなどと連携して「ActiveReports Server」を利用可能。「ActiveReports Server」の一部機能を利用するカスタムアプリケーションの作成も可能。