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モダンワークプレイスに量子コンピュータ…ナデラCEOが語るMicrosoftの「今」と「未来」


 超大型ハリケーン イルマの被害を受けた米国フロリダ州、その爪痕もまだ残るOrange County Convention Centerで、米国時間9月25日にMicrosoft Igniteが開幕した。開催地のローカルコミュニティでは多くの人々が何らかの被害を受けており、今回のイベントが開催できるかはかなり危ぶまれていた。とはいえ地元の協力もありなんとか開催にこぎ着けることができた。MicrosoftのCEOであるサティア・ナデラ氏は、今後も引き続き被害を受けた人たちをサポートしていくと語った。

AIや機械学習技術を活用するのは企業のデジタル変革のため

Microsoft CEO ナデラ氏
Microsoft CEO サティア・ナデラ氏

 デジタル変革が今、あらゆる業界に影響を及ぼしている。この変化の波を乗り越えるには、何が必要なのか。1つの方法が、人々の業務領域や役割を超え一緒になって働けることだとナデラ氏は言う。そのために重要となるのがアクセシビリティだ。たとえば言語の壁を越え、誰とでも容易にコミュニケーションがとれるようにする。それで人々はコラボレーションして業務を遂行できる。

 これを実現するテクノロジーをMicrosoftではすでに数多く提供している。たとえば今回のナデラ氏の基調講演は、MicrosoftのAIベースのテクノロジーを使い12カ国語に翻訳され字幕付きで世界中にストリーミング放送された。テクノロジーを使ってどうやって人々を呼び寄せることができるのか。その際に利用するテクノロジーには信頼性があり、さらに透明性も必要となる。全ての組織のあらゆる人々にそういったテクノロジーを提供するのが、Microsoftの役割だとナデラ氏。

 これらは、組織の内側で働いている人たちだけを対象にするものではない。テクノロジーを使い企業の枠を超え社会全体を良くしていく。そのためのテクノロジーのパラダイムシフトはすでに起こっており、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジがすでに現実のものとなっている。

 「アプリケーションやデバイスが、AIでつながります。さらに新しいコンピューティング・パラダイムのサーバーレスやコンテナの技術があり、それらの上でアプリケーションをどう動かすのかを考えるようになりました。これらはプラットフォームとして捉える必要があり、デジタル変革の結果を得るために使われるべきものです」(ナデラ氏)

 MicrosoftとしてはAIソリューションや機械学習の技術を使うことで、企業の文化そのものを変えるのだという。技術を用いデータを生み出し、そのデータを使ってビジネスモデルを変えていく。これは人から職業を奪うものではなく、ポジティブに変えることだ。その上で企業内だけでなく、顧客やパートナーとの関わり方も変えていく。そのためにMicrosoftではトータルなソリューションを提供していく。

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チームでのコラボレーションを活性化するモダンワークプレイス

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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