
不定期でお届けしている「オフィス訪問記」、今回は2024年4月に東京ミッドタウン八重洲へと移転したSnowflakeの新オフィスにお邪魔しました。
2024年4月19日、Snowflakeは、本社のある米国・サンマテオ、ロンドン、アムステルダムに続けて「カスタマー エクスペリエンスセンター 東京(CEC Tokyo)」を東京ミッドタウン八重洲に開設。これにともなって日本法人の本社機能も移転しています。
Snowflakeのオフィスは、グローバルで統一されたデザインコンセプトが採用されており、新オフィスを手がけたデザイン事務所も本社と同じだそうです。とはいえ、“Snowflakeらしさ”は残しつつも各拠点ごとに地域性が反映されており、東京オフィスも独自のエッセンスが詰め込まれていました。
それを感じるのはロビーを入ってすぐの壁面。左官職人による手塗りの雪山が壁一面に広がっています。

(写真下)実在する雪山の名称と標高。オフィスにある会議室の名前にも山名が採用されている
また、Snowflakeのオフィスではホッキョクグマをよく見かけます。同社のマスコットキャラクターであるクマ太郎(Snowflake the Polar Bear)のモチーフということもあり、これも「Snowflakeのオフィスだ」と感じる大きな要素なのかもしれません。


新しいオフィスを構えた東京ミッドタウン八重洲は、東京駅地下から直結しておりアクセスは抜群です。これは全国のパートナーや顧客が来訪しやすいという観点からも重要視された点であり、冒頭に述べたCEC Tokyoとしての機能を兼ね備えていることを考えれば納得がいくでしょう。そして、オフィスの意匠には立地の特長も生かされており、東京駅や皇居方面を一望できる北側エリアを落ち着いたデザインとして、反対側はマンガやアニメといった日本のカルチャーを意識したデザインが壁面などに反映されています。

(写真下)打って変わって、日本のマンガに着想を得たウォールアートも見ることができる

また、従業員が業務にあたるデスクには大型のモニタが設置されていたり、自動昇降デスクが採用されていたりと実用性は十分。会議室だけでなく、1人で集中できるような個室が設けてあったり、交流を楽しむための共有スペースもあったり、誰もが利用しやすい空間設計が心地よいです。


(写真右上段)日本オフィス独自デザインの「The Lodge」
(写真右中段)「ICE BAR」と呼ばれるITヘルプデスク
(写真右下段)いわゆるエグゼクティブルームにあたる会議室。天井埋め込み型のマイクやスピーカーなど、遠隔地とのオンライン会議でも隔たりを感じないように工夫されている
この新しいオフィスを核として、成長期にあるSnowflakeには多くの人材が加わっていくことになる。それだけの多様性を受け入れ、アジア太平洋地域の主軸として事業を担っていくのだという意思をも感じたオフィスでした。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)
1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア