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インフォアとセールスフォースの日本における提携を発表、単なるサービス連携にとどまらず両社の協業によりソーシャルエンタープライズの実現を目指す

日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長の村上 智氏は、インフォアとセールスフォースの提携は、両社の製品を連携させる新たなアプリケーション提供にとどまらず、その連携を通じ両社が1つの重要な戦略と位置づけるソーシャルエンタープライズ実現のためのものだと言う。

ソーシャルエンタープライズの実現を見据えて

日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社
代表取締役社長 村上 智氏

 「今回のインフォアとセールスフォースの提携は、ピンポイントにはForce.com上で動くアプリケーションであるInForceを提供開始するというものだが、両社の協業により将来的にはソーシャルエンタープライズを実現して業界全体を盛り上げていきたい。」

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長の村上 智氏は、インフォアとセールスフォースの提携は、両社の製品を連携させる新たなアプリケーション提供にとどまらず、その連携を通じ両社が1つの重要な戦略と位置づけるソーシャルエンタープライズ実現のためのものだという。

 両社の協業は、2011年9月に米国で開催されたSalesforce.comの年次イベント「Dreamforce 2011」の中で発表された。協業の中身の1つは、インフォアがSalesforce.comが提供するSaaSのリセラーになるというもの。これは、インフォアのみならず、現状のインフォアのパートナー企業もリセラーとなれるというもので、この部分が両社の提携の深さを表す特徴の1つにもなっている。

 そしてもう1つが、今回日本での対応を発表したForce.com上で動くアプリケーション「InForce」の提供だ。こちらは、Force.com上のアプリケーションをインフォアが新たに開発し、顧客に提供するというもの。これは新規開発になるため、開発にはリソースとコストがかかる。それを支援するために、Salesforce.comがインフォアに投資も行っているのだ。現状、インフォアは公開企業ではないので「投資を得るということは、Salesforce.comからコミットメントを得たということになる」という。

 今回発表したInForceには、当初3つのアプリケーションが用意される。最初に登場するInForce Everywhereは、インフォアが提供しているオンプレミスのERPとの連携ソリューションだ。インフォアの強みである製造業向けのERPから、CRMに必要なデータを自動的にSalesforce.comのCRMに連携させることができるとのこと。たんに一方通行的なデータ連係ではなく、常にデータの同期をとることができるのが、その特徴となっている。

株式会社セールスフォース・ドットコム
専務執行役員
アライアンス&サービス統括本部長
保科 実氏

 株式会社セールスフォース・ドットコム 専務執行役員 アライアンス&サービス統括本部長の保科 実氏は「セールスフォースのCRMとERPの連携はSOA的なものが多く、密に連携しているものはまだまだ少ない。今回のInFroce Everywhererのように、密に連携できるものは画期的なものです」と言う。保科氏は、こういった密な連携ができるようになると、オンプレミスのERP、クラウド上のCRM、その上で実現しユーザーとの接点となるソーシャルエンタープライズが、一気通貫に連携できるようになる。それにより、"B to B to C"が実現されることが、大きなポイントとのことだ。

 このInForce Everywhererは英語版が2012年の第1四半期に、日本語版は第2四半期に提供が開始される予定だ。ライセンス価格は月額1ユーザー2980円を予定している。プログラムは、Salesforce.comのAppExchangeからの提供となる。

 また、このほかに製造業の受注生産などに対応するためのInForce Ordering Cloud、マーケティング支援のInforce Marketing Cloudの提供も行う。これら2つについては2012年の第4四半期に提供される予定だ。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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