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ハードからソフトまで何でもこなすプロフェッショナル ―アシスト 鈴木潤さん


 ソフトウェア中心のアシストにて、ハードウェアも含めた設計構築の経験を持ち中途入社した鈴木さん。早くからコンピュータを所有し、開発も経験し、データベース基盤の設計や構築に充実感を覚えるという。

高校生で業務用システム開発?!

鈴木 潤さん
鈴木 潤さん

 これまでアシストからDBプロを何人か紹介してきたが、今回の鈴木さんはやや異色。中途入社であることと、ソフトウェアだけではなくハードウェアも守備範囲にしているため。現在の所属はデータベース技術本部で主に提案から構築までを行う。エンジニアの技術支援に加え、最近課長となりマネジメントも行うようになった。管理職に就くとき「あなたのような人を増やしてほしい」と上司に言われた。鈴木さんのような人とはどんな人だろうか。

 鈴木さんが初めてコンピュータを所有したのは中学生のときなので早い。小学生の時に親の買いもので外出したとき、店内でパソコンを目にした。ゲームなど娯楽用途ではなく、業務用のものだっただろう。しかし何かピンと来たのか親に「パソコンがほしい」とねだった。

 結果としてパソコンをもらえたのは中学生になってから誕生日プレゼントとしてだった。しかもそれはパソコンではなくワープロだった。「ゲームが入ってなくて残念でしたけど、タイピングを練習するソフトで遊んだりしました」と鈴木さん。

 まずはタイピング練習に慣れ親しんだ。しかしやはりワープロでは飽き足らなかったのか、部活はパソコン部へ。鈴木さんは「“ザ・おたく”って感じでしたよ」と笑う。部活動では主にQuickBasicを用いてクイズを出題するゲームを作った。当時のパソコンはまだ16色しか使えず、GUI以前の世界。今と比べたら表現力は格段に制限されている。しかし「思い描いたように画面を作れたのがよかったです」と述懐する。この頃からコンピュータで何かを作るのが好きだった。

 部活でプログラミングのスキルを習得したことが、高校時代のアルバイトに生かされた。当初はレストランでウェイターをしていた。ところが店主がキャンピングカーのレンタルで新規事業を始めることとなり、鈴木さんが業務用のシステム開発を任されることになった。

 使ったのはMicrosoft Access。QuickBasicとは大きく違うのにどうやって覚えたのか?と聞くと「近所の電気屋さんで教えてもらいました」と鈴木さん。GUIが「衝撃的」だったという。また「ほしい情報が引き出せる」ことも感激した。ここがデータベースとの最初の出会いだった。

 任されたのは新規事業のシステム開発だけではなかった。ちょっとした営業も任されたため、店主がビジネススーツ一式を揃えてくれたという。高校生のアルバイトがウェイターからビジネスパーソンへと飛躍した。結果的にキャンピングカーのレンタル事業は開業には至らなかったものの、その後につながるいい経験となった。鈴木さんはアルバイト先の店主「もう1人の父」と話す。いろいろと教わったようだ。

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核はデータベース

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/6845 2015/06/01 11:43

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