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迅速開発ツール/サービスとAPIマッシュアップの活用が重要――ITRがホワイトペーパーを発行

迅速開発ツール/サービスは差別化、イノベーション要素が強い場合に適する

 ビジネスに貢献する企業システムを構築するためには、品質、コスト、開発スピード、変更容易性、継承性の5要素全てを並立できる、従来のシステム開発手法ではない革新的な手法の確立が重要となってくる。「迅速開発ツール/サービス」は、従来手法に比べて圧倒的に生産性を向上できる手法であり、その1つである「迅速開発環境サービス」は、汎用的なシステムをプログラミングなしに迅速に開発する環境を提供するクラウドサービスであり、サーバやデータセンターといったITインフラの構築/運用/保守が不要なため、近年特に注目が高まっているという。

 しかし、全てのシステムを「迅速開発ツール/サービス」を活用して開発するのは現実的ではなく、適切に使い分けることが重要となる(図1)。他社との差別化が必要、またはイノベーション要素が強い、といったビジネス価値が高い業務/システムは手組みを行い、それ以外はSaaSまたはパッケージ・ソフトウェアを活用することが望ましいとしている。迅速開発ツール/サービスで開発することが最善となるのは、「イノベーション」または「差別化」のための業務やシステムであり、かつライフサイクルの短いものとなる。逆にライフサイクルが長いものは手組み(スクラッチ開発)が適しているという。

図1:迅速開発ツール/サービスの使い分け指針

パッケージ/SaaSとのAPIマッシュアップでシステム構築を行うことが極めて有意義

 冒頭で述べた企業システムを具現化するには、「迅速開発ツール/サービス」によって既存システムに欠けている機能や新しいクライアントデバイスへの対応などを速いスピードで開発し、多種多様なクラウドサービスやソフトウェア・パッケージをAPI連携させてシステム構築する「APIマッシュアップ」が必要になる。

 APIマッシュアップを推進するためには、既存システムがAPI連携に対応している必要がある。ITRの調査では、API連携に対応させるための課題としては、「API化を設計できる人がいない」と「API化するスキルがない」との回答が合わせて45%を占め、API作成が容易なツール/サービスの重要性が明らかとなった(図2)。

図2:既存社内システムのAPI化における課題

 ITRのプリンシパル・アナリスト甲元宏明氏は、「他社との差別化を図ったり、誰も手をつけていないホワイトスペースに果敢に挑戦したりするには、迅速開発ツール/サービスで俊敏にシステムを開発し、フルフィルメントや会計処理といった汎用的な機能は、パッケージ/SaaSとのAPIマッシュアップでスピード感溢れるシステム構築を行うことが極めて有意義であると考えます。そして、迅速開発ツール/サービスとAPIマッシュアップで成功を収めるためには、これらのテクノロジを利用したシステムを中長期的な視点で設計できるアーキテクトの存在が特に重要となります」と提言している。

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