■強化されたセキュリティ
「Evidian IGA」では、アプリケーションやパーミッションをトリガーポイントとして、ユーザーが正規の手続きによって保有している権限を、「アクセス認定キャンペーン」を起動することによって、現在当該ユーザーが従事している業務の実態から引き続き保有する必要性を評価し、継続保有の是非を認定するアイデンティティガバナンスに求められる最新の機能が追加された。
この新しい機能には、ガバナンスプロセスを分析し、コンプライアンスの証明として役立てる専用のレポートセットが含まれ、セキュリティ専門家はリスクレベルに応じたユーザーの権限と資格を再認定することができるようになる。
■ガバナンスレポートの拡張セット
パフォーマンス指標とセキュリティレポートの新しいセットの追加によりガバナンスレポートが強化された。
- 個人データレポート:ユーザーに自身のデジタルアイデンティティに関連する情報を提供
- 新しいパフォーマンスレポート:組織内のサービスレベルを包括的に監視するために、ユーザーに管理者のレスポンスタイム(リクエストに対する処理)の経過状況を提供
- パーミッションレポート:(ロールに基づく割り当てでは無く、直接割り当てられたパーミッションの)セキュリティポリシー品質が十分であるか、調整する必要があるかを判断するための情報を提供
- セキュリティレポート[リコンシレイション(棚卸し)処理のため]:セキュリティ管理者がアプリケーション/システム上のユーザーアカウント、およびそのアカウントが保有する権限が規定されたポリシーに基づき正しく設定されていることを確認するための情報を提供
■容易な展開
「Evidian IGA」は、よりフレキシブルなID管理機能を提供。「Evidian IGA」により構築されたID管理システムの管理者は承認ワークフロー設定の調整と、組織/関連組織のアイデンティティテンプレートを容易に作成することができる。また、1回の操作で関連する全ての権限を自動的に作成できるため、アプリケーションをより簡単にID管理システムと関連付けることができる。