政府が提唱するSociety5.0の世界では、多くの端末がネットワークにつながり、エンドポイントのセキュリティリスクがより高まることが予測されているという。その対策の1つとして、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、情報システムの状態把握と脆弱性対策の強化の必要性を述べている。
NECでは、従来から脆弱性管理に注目し、NEC Cyber Security Platformを開発し自社で運用するとともに、大規模で技術力のある専門要員による運用等、厳密な脆弱性管理を必要とする企業向けに提供してきた。
今回、NECは、セキュリティ専門要員の確保が難しい企業でも、脆弱性管理による継続的なセキュリティ維持を、短期間かつ低コストで実現可能な「セキュリティリスク管理サービス」を2019年4月から提供する。
このサービスは、NECの持つ脆弱性管理運用ノウハウを活用し、直感的で分かり易いインタフェースを新たに開発。Taniumの持つエンドポイントの構成情報を素早く見える化してセキュリティパッチを配信・適用する技術や、ネットワーク内に存在する、企業の管理下に置かれていない端末を見える化する技術を組み合わせて提供する。
Taniumは、エンドポイントの可視化と制御において既に多くの実績を持つプラットフォームによるサイバー・ハイジーン(衛生管理)を提供している。これは、組織がコンピューティングデバイスを高速かつリアルタイムで管理、および保護する方法を変革するものだという。
米国においては、フォーチュン誌100社の半数、大手小売業と大手金融機関のほぼ全て、そして米国軍5つの軍種のうち4つなど、大規模かつ先進的組織の多くがTaniumを活用し、効率的、効果的にセキュリティ対策を行い、ビジネスの継続性、回復力を強化しているという。