ビック東海は、プロバイダ事業のほか、企業向けのSIや情報サービスなども提供しており、データセンター事業も展開している。昨年4月には、クラウドコンピューティングなどで増加するITアウトソーシング需要に応えるため、高規格次世代データセンターを開設した。
このサービスを強化する目的で、EMCの重複除外バックアップ/リカバリソリューションであるAvamarが採用され、5月からビック東海のユーザー企業向けに大規模リモートバックアップサービス「BroadCenterリモートバックアップサービス」を提供するという。
Avamar Data Storeは、独自の冗長データの検出処理と管理アルゴリズムにより、フルバックアップの時間、ネットワーク帯域、ストレージの節約が可能になるバックアップ技術である。フルバックアップと差分バックアップのサイクルをスケジューリングしなくても、定期的なフルバックアップだけという運用も不可能ではなくなる。
ビック東海は、このリモートバックアップサービスに、バックアップトラフィックではなく、データセンターに保存されるデータサイズで課金するという料金体系も導入するという。