2月22日、りそなホールディングスとブレインパッドは、各社において、両社の更なる事業領域の拡大と地域経済の発展に貢献する取り組みを加速することを目的に、資本業務提携契約を締結することを決議したと発表した。
本提携により両社は、ビジネス、データ、分析力を融合し、データを起点とした新たなビジネスチャンスの創出に挑戦するという。たとえば、顧客にどのような商品がどのタイミングで必要なのか、行動様式や趣味趣向などのパーソナリティを捉えた提案を行うなど、従来よりもコミュニケーションの高度化を目指すとしている。
また、りそなグループが提供する金融デジタルプラットフォームを通じて、地域金融機関などへのデータ分析・活用サービスの提供を目指すという。
りそなホールディングス データサイエンス部長の那須知也氏は、「勘や経験だけではなく、データに基づく好循環を実現していきます。両社の理念は一致していると考えており、データサイエンスの徹底強化を図りながら既存ビジネスの深掘り、新たな分野の取り組みにスピード感をもって取り組んでいきたいです」と述べている。
また、ブレインパッド 取締役を務める関口朋宏氏は、「りそなホールディングスと一緒になって金融機関におけるデータ活用事例をつくっていくことが重要だと考えています。地域金融機関のデータ活用の支援をはじめ、データ活用人財の育成も重要だと思っており、ノウハウを横展開して多くの人がデータ活用を推進できる世の中にしていきたいです」とコメントしている。
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