SAPは、エクスペリエンスを取り入れたプロセスアナリティクスへの新たな取り組みが利用可能になると発表した。また、2021年3月に買収したSignavioは、SAPブランドになるという。
新しいオファリングでは、顧客、サプライヤー、従業員を含むユーザーアンケートから得られた「エクスペリエンスデータ」と「ITシステム」との相関関係を分析。その情報を基に、オペレーショナルエクセレンスとカスタマーエクスペリエンスに対して、ビジネスプロセスを最適化する方法が把握できるという。
SAP Signavioのプロセスアナリティクス機能は、世界25社以上でベータテストが完了。「SAP Signavio Process Transformation Suite」を通して利用できるという。また同社は、最近発売された「SAP Signavio Journey Modeler」の普及を見込んでおり、今後、戦略パートナーと協力していく予定だとしている。
なお、SAP Signavioは「RISE with SAP」オファリングに含まれるソリューションだという。
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