オムロンは6日、無停電電源装置(UPS)用自動シャットダウンソフトの最新版「PowerAct Pro Ver.4.10」の提供を開始した。最新バージョンでは、サーバ仮想化に対応した。
PowerAct Pro Ver.4.10は、UPS用の自動シャットダウンソフトと呼ばれる製品。災害などにより停電が発生した場合、通常はUPSによる電源供給に切り替わる。ただし、USPはあくまで強制シャットダウンを避けるための緊急避難策であるため、その稼動時間中に安全にシステムを終了させることが必要になる。ここで用いられるのが自動シャットダウンソフトだ。
最新版では、仮想化ソフトウェアへの対応を実施。ネットワーク経由で仮想化サーバをシャットダウンすることが可能となった。電源再開時には、シャットダウン直前の環境を再現することもできる。従来は、対象が物理マシンレベルに限られていたため、事実上仮想マシンが強制シャットダウンされる形となっていた。
対応する仮想ソフトウェアは、Windows Server 2008「Hyper-V」/VMWare ESX 3.5/VMWare ESXi 3.5となっている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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