パナソニック コネクトは、多様なデバイスで記録された映像・画像データの管理と様々なアプリケーション・SaaSとのAPI連携を実現する、クラウド型「カメラデータプラットフォーム」を開発したことを発表した。
クラウド上にデータを保存・管理できるため、機器の初期投資抑制や災害発生時のデータ保存が可能になるほか、アプリケーション・SaaSとのAPI連携で、適切なタイミングでの画像解析による業務効率化やマーケティング活用が可能となるという。
これにより、現場のイノベーションが加速するだけでなく、開発工数・コストの抑制にもつながるという。サービス提供に先駆けて、カメラ映像・画像を活用する企業やソリューションを開発する企業に向けに11月30日よりβ版を提供開始する。
カメラデータプラットフォームの主な特長としては、録画、再生、メタデータ保存、ユーザー管理、機器管理、認証、管理ポータルなどの基本機能を提供するほか、現場のニーズに応えた使いやすい機能で、オペレーション改善を支援する。
具体的には日付・曜日・時間を指定した並列表示や、一定間隔毎の時系列表示により、複数の映像・画像を容易に比較できる機能を提供する。これにより流通店舗において、同曜日・同時間の売り場の状態を複数店舗で比較することで、業務効率化や廃棄ロス・販売機会ロス削減につながるオペレーション改善を支援するという。
また、ONVIF準拠カメラをプラットフォームアダプタ経由で接続することにより、様々なメーカーのカメラの仕様に合わせるための開発工数を削減することも可能だ。これにより、作成したいアプリケーションの開発に注力できるほか、スマホやタブレット、ドローンの映像・画像も同じプラットフォームで蓄積することが可能になり、インフラの点検業務などの画像解析にも活用できるとしている。
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