11月24日、日本オラクルは、サンスターグループ(以下、サンスター)が、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」を導入し、グローバル約4,000人の従業員を有するグループ30法人すべてに展開されたことを発表した。
サンスターは、2007年にグループ本社をスイスに移転して経営改革を実施。グローバル・ビジネスを加速させるため事業連携を強化し、経営スピードの向上に取り組んでいるという。今回、その取り組みを支えるための仕組みの一つとして、各エリア・各事業部・各部門にて管理されていたさまざまな人財情報について、全社員を対象に「Oracle Cloud HCM」に一元管理化・形式知化。これにより、グループ全体の人的資源の把握と最適化を図り、管理職層以上を対象に後継者育成計画を実施するとしている。
取り組みの期待効果としては、
- 次世代リーダーの育成による、企業および事業の継続性・成長力の強化
- グループ全社員の人財情報収集のリードタイムを短縮し、タイムリーなグローバルHRレポートを経営層へ提供することで経営判断に寄与
- タレント・データに基づくデータドリブン型HRへの進化
- 自律的なキャリア開発により各社員のビジネス・スキル向上
などが設定されており、全拠点への展開が完了したという。
なお、本プロジェクトはシー・エス・イーが構築・運用支援を担当。「Oracle Cloud HCM」の採用は、2017年に決定したものだとしている。