日本IBMは、日本生命保険(以下、日本生命)がデジタル・トランスフォーメーションの推進に向け、同社の基幹システムをクラウド技術と既存資産を活用したハイブリッドクラウド・システムへ移行することを発表した。
日本生命はハイブリッドクラウド化にあたり、クラウド基盤としてIBM Cloudを採用。最新のコンテナ技術であるRed Hat OpenShiftを活用して、レガシー・アプリケーション資産のコンテナ環境への適合を実施するなど、基幹システムのモダナイゼーションを行うという。これにより、既存システム資産を有効活用しながら、マイクロサービスやコンテナ技術、DevOps等の先進クラウド技術の活用による新しいサービスの提供スピードの向上や外部サービスとの連携といったビジネス貢献に資する機動性・柔軟性を備えた環境を構築する。
日本IBMは、オンプレミスからクラウドまで、構想や企画、製品やソリューション、デリバリーを一気通貫で提供し、ハイブリッドクラウド化を支援するとしている。また、2024年のサービスインに向けてシステムの構築を行うとともに、今後も日本生命との共創を通じて安定的かつ機動性を備えたシステムの進化を図るという。
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