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日本人の13%が年末年始にショッピング関連のサイバー被害を経験 ノートンが調査結果を発表

 ノートンは、年末年始休暇等に増える可能性があるオンライン詐欺について「年末年始のオンラインショッピングに関する意識調査」を実施し、その結果と注意点を発表した。

 フィッシング対策協議会が2022年1月に報告したフィッシング詐欺サイトの報告件数では、2021年の1年間で12月が最多の報告件数となっているという。そのため同社は、今年も12月に詐欺サイトへの遭遇が多くなる可能性があることから注意を促している。

 調査によれば、日本の成人の大多数(92%)は年末年始の買い物はオンラインも利用する予定だと回答。もっとも、日本の成人の約7.5人に1人(13%)が過去の年末年始休暇中にオンライン詐欺の被害を経験したと回答し、その被害額は平均で9500円以上にも上るという。

 さらに、日本の成人の約4人に1人(22%)は、年末年始のオンラインショッピングでは他の時期よりもセキュリティのリスクを取る傾向があると回答し、欲しいものを購入するために個人情報等を危険にさらすことをいとわない層もいるとのこと。

 そうした中で、約3人に1人以上(36%)が、安全にオンラインショッピングをするための最善の方法について「よくわからない」と回答している。

偽のお年玉キャンペーンに注意

 ノートンは、年末年始はSNSなどで企業や著名人がお年玉キャンペーンなどのプレゼント企画を実施するものの、プレゼントキャンペーンに乗じた、なりすましアカウントが頻繁に登場することについても注意を促している。

 アカウントを吟味せずに投稿文だけを見て参加すると、なりすましのアカウントからメッセージが届き、「当選したので個人情報を入力してください。受け取り手数料として1000円を支払ってください」などと、ギフトコードやクレジットカード情報などの個人情報の入力を求められることも考えられるという。

 そのため、不審な点がないかアカウントを吟味してからキャンペーンに参加するほか、当選メッセージを受けた際に手数料等を求められた場合は、詐欺を疑うことを推奨している。

偽のセールサイトや出品情報に注意

 また同社は、年末年始はセールに乗じた偽サイトも登場する可能性があると指摘。相場よりも価格が安すぎる場合や前払い限定など、支払い方法が限定的な場合は特に注意する必要があると指摘。

 さらに近年は、偽サイトがデジタル広告(リスティング広告)を出稿し、ネットの検索結果で正規のサイトよりも上に表示されるケースもあるため、ネット検索で上位に出てきたからと安心せず、冷静に見極めてから個人情報の入力および商品の購入をすべきとしている。

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