大日本印刷(以下、DNP)は、基幹システムが稼働する社内のシステム基盤について、自社で保有するオンプレミスからクラウドへの移行を2022年11月に完了させた。
DNPは「事業の推進」と「基盤の強化」の両面でDXを推進している。「基盤の強化」の一環として、約8ヵ月という短期間で、7台のサーバーで構成された統合データベース基盤と約600台の仮想サーバーが稼働する業務アプリケーション基盤の移行を実現したという。
クラウド移行により、災害復旧などのBCP(事業継続計画)や安定的な稼働を実現させるためのセキュリティ対策を強化。また、基幹システムの運用負荷を軽減させるとともに、データに基づく経営や業務の標準化・自動化を従来以上に推進するとしている。
DNPは今後、情報システム部門の人材や各種リソースを“攻めのIT”へ集中させ、社会や生活者に新たな価値を開発・提供していく取り組みを強化していくという。
【関連記事】
・DNP、海外拠点のITインフラ整備とガバナンス強化のためOktaを採用と発表
・DNP、国内外約3万人のグループ全社員にサイバーセキュリティ教育プログラムを実施
・DNPとPwCコンサルティングがメタバースで協業 導入・活用をワンストップで支援