日本オラクルは、オリエントコーポレーション(以下、オリコ)が、2024年に更改する新しい情報系基盤の本番環境に「Oracle Cloud Infrastructure」の「Oracle Exadata Cloud@Customer」を採用したことを発表した。
オリコの情報系基盤は、売り上げ、顧客、加盟店、契約、延滞などの基幹システムに加え、会員向けサイト、与信、会計などの周辺システムを保有。BIツールや分析ツールによって、可視化やスコアリング・モデル構築などに活用されている。
2000年のオープン・システム化にともない「Oracle Database」を採用し、2013年には大量データを高速に活用することを目的に「Oracle Exadata」を導入。2020年から、柔軟な運用・保守によるコスト削減を目的に、開発環境でOCIの「Oracle Exadata Database Service」を活用しているという。
そして今回、日々増加するデータに対するオンプレミス環境の限界、ランニング費用の高止まり、個人情報・クレジットカード情報保護、サイバー攻撃など高まるセキュリティ・リスクへの対応を目的に、自社データセンター内でクラウド・データベースをサブスクリプションで利用可能なOracle Exadata Cloud@Customerを採用。10年以上にわたるOracle Exadataの利用により、高性能化された既存資産の活用も利点だとしている。
オリコは今後、現在の情報系基盤に多種多様なデータを柔軟に扱えるデータレイク領域と、各種データをBIツールや外部連携などマルチに使えるデータマート領域を拡張し、よりデータを利活用できる基盤へと整備していくという。
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