NTTデータは、神奈川県横浜市教育委員会事務局学校支援・地域連携課就学係(以下、横浜市)の就学援助業務について、RPA・AI-OCRを提供し、紙申請のデジタル化に加え、業務時間の削減を実現したと発表した。
横浜市は、NTTデータのRPAソリューション「WinActor」と、AI-OCRソリューション「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」を採用。申請受付から支給までの内部事務に導入している。概要は以下のとおり。
提供期間
- 2019年11月~2023年3月(2023年4月以降も継続利用中)
内容
- 業務改善対象業務のコンサルティング(業務スクリーニング調査、事前効果検証)
- 就学援助申請書類(手書き)のデジタル化(文字情報のデータ化)
- デジタル化された申請内容の対象者抽出、記載内容のチェック・審査などを自動化
- WinActorおよびNaNaTsu AI-OCR with DX Suiteの利用に係る導入支援
RPA・AI-OCRの導入により、2023年3月末時点で、年間36,000件の紙申請のデジタル化を実現。また、年間約2,000時間の業務時間も削減(超勤時間の50%削減)。削減できた時間で、業務マニュアルの改訂や規程の整理などを対応したという。
今後は自動化の範囲を拡大し、今回の就学援助業務に加え、2023年度から個別支援奨励費支給業務にも導入を予定しているとした。
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