富士通と、同社グループにおいてタイ国内でのビジネスを担う富士通タイランドは、アジア太平洋地域におけるSAPビジネスを加速させるため、タイを拠点とするSAPコンサルティング会社Innovation Consulting Services(以下、ICS)を9月1日に買収した。
今回の買収は、「Fujitsu Uvance」における7つの重点注力分野の一つである「Business Applications」を強化するもの。富士通グループとICSが持つSAPに関する経験や専門性と知見を結集させることで、アジアでのSAPビジネスの競争力を強化するという。
これにより、富士通グループとICS双方の既存顧客へSAPオファリングを提供するだけでなく、新規顧客に対しても提供し、SAPビジネスに貢献するとのこと。タイを中心にアジア太平洋地域でのSAPビジネスの拡大に向けた取り組みを推進し、ASEAN市場におけるグローバル・デリバリー・センター(GDC)の機能強化を図っていくとしている。
富士通は今後、ICSを買収することでSAPサービスを強化し、顧客のDXとSX(サステナブルトランスフォーメーション)の実現に貢献していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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