SAPジャパンは、同社のサステナビリティソリューション「SAP Sustainability Footprint Management」および「SAP Sustainability Data Exchange」を蓄電池のトレーサビリティ管理システムと接続することを目指した機能検証を開始する。
同機能検証は、dotDとの連携によって実施。日本において構築が進む蓄電池のトレーサビリティ管理システムにおいてSAPソリューションからのデータ交換を可能にすることで、企業が複数ネットワークを介したデータ交換を行える環境の提供を目指すという。
具体的には、SAP Sustainability Footprint ManagementとSAP Sustainability Data Exchangeに加えて、パートナー企業との連携によってネットワーク接続機能を拡張することで、カーボンニュートラルへの取り組みの支援を強化。SAPソリューションおよびSAPのパートナーソリューションを利用する企業は、自社製品のカーボンフットプリントの計算に必要な「Scope3」におけるカテゴリー1の排出量情報に関して、CATENA-X並びに蓄電池トレーサビリティ管理システムとの間で、情報の収集や提供のやり取りが可能になるとしている。
SAPジャパンでは今後も、欧州バッテリー法規のスピードに合わせて、dotDをはじめ日本のパートナー企業と連携してソリューションを提供することで、日本の製造業を中心とした企業のサステナビリティデータ交換における課題解決を支援していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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