エクイニクスは、ハイパースケーラー向けxScaleデータセンター「OS4x」を開設したことを発表した。大手クラウドサービスプロバイダ(以下、ハイパースケーラー)のクラウド事業拡大にともなう「高性能、セキュリティ、耐障害性、ローカルデータレジリエンシー」などの戦略的アプローチに対して、大阪エリアにおける対応能力を拡大するという。
OS4xは、ハイパースケーラー特有の「大規模、ラックあたりの高い電力密度、高いカスタマイズ性、堅牢」という運用ニーズに応える設計になっている。高効率チラーの搭載によって各データホールにパイプを配管しているため、ダイレクトチップ方式やリアドア熱交換機などの液体冷却にも柔軟に対応でき、高電力を必要とするAI需要への対応を可能にするという。

また、大阪府箕面市に建設されたOS2xに隣接しており、4,926平方メートルのデータホールスペースで合計14.4MWのIT電力を供給。OS2xと連結された一体の基礎免振構造として、すべり支承とオイルダンパーによる免振装置を併用することで地震の揺れを低減し、データセンターとして万全の耐震性能を提供するという。
また、9月に企業向けの都心型データセンター「TY15」を開設予定だとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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