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UiPath、SAPユーザーの自動化を加速 SAP以外のシステムが混在する環境でも全社規模で変革可能に

 UiPathは、UiPath PlatformとSAP Build Process Automationを統合した、SAP Solution Extensionsの販売を開始した。

 SAP Build Process Automationとの統合により、SAPのシステムとそれ以外のシステムが混在する環境であっても、自動化の全体像が把握できるようになり、組織の隅々まで変革することが可能になるとしている。日本の顧客も、グローバルでの提供開始と同時に利用可能だとしている。

 UiPathがSAP Solution Extensionsに加わったことにより、ビジネスプロセスを簡単に自動化し、全社規模での運用が可能に。SAP Solution Extensionsは、SAPユーザーのビジネス変革を加速させ、重要なビジネスシステムのクラウド移行を促し、エンタープライズシステムやアプリケーションにまたがるビジネスプロセスを合理化できるとのことだ。

 今回のアプローチを通じたエンド・ツー・エンドのプロセス自動化で得られるメリットについては、以下のように述べられている。

  • SAPのエンタープライズ自動化ソリューションのポートフォリオ:iPaaS、プロセスマイニング、RPAを使ってビジネスプロセスを継続的に最適化することで、俊敏性と透明性を備えながら、優れたパフォーマンスを即座に発揮できる
  • シンプルかつ迅速にSAP S/4HANA Cloudへ移行:オートメーションと実績のある移行ツールを使って、ソースシステムとターゲットシステム間のデータ準備、クリーン化、同期を行い、移行プロセスを迅速化して、本稼働での潜在的なリスクを低減。SAP S/4HANA Cloudへの移行や、導入においてクリーンコア戦略の柱として自動化を活用できる
  • 俊敏で持続的なイノベーションの強化:SAPやその他のアプリケーションにまたがって、業界標準に準拠したベストプラクティスとエンド・ツー・エンドのプロセス(リードから入金/Lead to Cash、調達から支払/Source to Pay、採用から退職/Recruit to Retire、設計から運用/Design to Operate、他)を構築することで、エンタープライズ自動化のメリットを最大限に引き出せる。そして、あらゆるエンタープライズアプリケーション、生産性向上ツール、レガシーシステムをシームレスに結び付けるデジタルスレッドを築くことが可能になる

 今回の統合ソリューションで可能になることは、以下のとおり。

  • 複数のIT環境にまたがる完全なエンド・ツー・エンドの自動化
  • SAPおよびSAP以外のワークロードにおける効率性と生産性を向上
  • サポートと管理が容易なアプローチを通じてカスタムコードを「オートメーションレイヤー」に移行し、長期的な総所有コストを削減
  • 事前構築済みのソリューションアクセラレータを活用して実装を迅速化

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