SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

84%が「AIとLLMでAPIのセキュリティ確保が困難になる」と懸念──Kong調査

 米国時間2024年12月10日、Kongは、レポート「API セキュリティの 展望2025年版〜AI強化型の脅威とAPIセキュリティ〜」を発表した。

 同レポートでは、現在のAPIセキュリティの状況や、AI技術の進化がどのように影響を及ぼすかなどについて説明。詳細は以下のとおり。

調査概要

  • 調査期間:2024年10月~11月
  • 調査対象:米国と英国の700名のIT専門家およびビジネスリーダー

調査結果

 回答者の25%が、APIやLLM(大規模言語モデル)に関連するAI駆動型攻撃を経験しており、75%が今後AI駆動型攻撃への懸念を示しているという。一方で、85%が自社のセキュリティ能力に自信を持つと回答しているものの、過去1年間に55%がAPIセキュリティインシデントを経験しているとのことだ。

 加えて、回答者の20%が、過去12ヵ月間にAPIセキュリティインシデントにより50万ドル以上の損失を経験。強固なセキュリティ戦略の重要性が示されていると同社は述べた。

 また、92%の回答者がAI駆動型攻撃への対策を講じているとし、88%がAPIセキュリティを最優先事項として挙げているが、APIインフラを守るための包括的なセキュリティ対策が欠けている組織が多いことが明らかになったとしている。

 なお、84%の回答者が「AIとLLMによりAPIのセキュリティ確保が困難になる」と感じている一方で、基本的なAPIセキュリティ戦術が戦略に含まれていない実態も浮き彫りに。詳細は以下のとおり。

  • ゼロトラストアーキテクチャを採用している組織は35%
  • シャドウAPIを重大なセキュリティ脅威と認識している回答者は3%

 また、APIとAIの融合が進む中、強固なAPIセキュリティ体制を構築することが重要となっていると同社は指摘。その他の調査でわかった結果は以下のとおり。

AI駆動型脅威に対するAPIセキュリティ対策トップ3
  1. 監視とトラフィック分析の強化(66%)
  2. AI関連脅威に関するスタッフ教育(60%)
  3. AI駆動型脅威検出システム(51%)
APIセキュリティリスク軽減のためのステップトップ3
  1. API監視と異常検出ツール(63%)
  2. APIゲートウェイソリューション(61%)
  3. APIの暗号化とトークン化(58%)
その他調査結果
  • 45%の組織が、サイバーセキュリティ予算の少なくとも20%をAPIセキュリティに割り当てている
  • 41%の組織が、自社組織の投資がAPIセキュリティリスクを十分にカバーしているか疑問を感じている
  • 66%の組織が、内部ポリシーや外部規制(例:GDPR、HIPAA)に準拠するためにAPIガバナンスフレームワークを実施している

【関連記事】
2030年までにAPI攻撃は548%増加か──Kong調査
API導入の増加でアジア太平洋地域の金融機関がDDoSとフィッシング攻撃の標的に──Akamai調査
セキュリティ対策は万全と9割が回答 一方直近1年でのインシデント発生は6割──ドリーム・アーツ調査

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/21271 2025/01/22 15:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング