Netskopeは、「Netskope Oneプラットフォーム」を支えるインフラストラクチャである「NewEdge」の拡張と強化を発表した。

NewEdgeの詳細なアップデート情報は以下のとおり。
- 複数のNewEdgeリージョン(カルガリー、ヘルシンキ、リスボン、プラハのデータセンターなど)の追加と、既存のNewEdgeリージョン(ボゴタ、ジェッダ、大阪、ニューヨークのデータセンターなど)の継続的な拡大
- 世界中で75以上のNewEdgeリージョンを展開し、すべてのリージョンにフルコンピューティングのデータセンターを設置。各リージョンではクラウドファイアウォール、SWG、インラインCASB、ZTNA、SD-WANやデータおよび脅威保護を含む、SASEの全機能を提供
- 220を超える国と地域をカバーする、200以上のNewEdgeローカライゼーションゾーンを展開し、ユーザーがどのNewEdgeデータセンターに接続していても、ローカルからインターネットへ直接アクセスできるデジタル体験を実現
- NewEdgeインフラの接続性を拡大し、750以上の固有の自律システム番号(ASN)に対して約5,000のネットワークの隣接性を実現。これにより、ファーストマイルとラストマイルの遅延を削減し、ユーザーとアプリケーションの体験価値を向上させる
- Netskope Trust Portalを新たに更新・公開。このポータルは誰でも利用可能な公開インターフェースで、実際のデータに基づくNetskopeクラウドの状態をリアルタイムで確認できる
- NewEdge Route Controlの提供範囲を拡大。最適化されたルートを動的に選択・優先し、ネットワークトラフィックの流れを維持しながら、Netskopeサービスの安定したパフォーマンスと配信を実現する
また、「Netskope One DEM」にも以下のような新機能が追加されたという。
- パスパフォーマンスダッシュボードの自動ネットワーク診断により、ネットワークパスのデグレードを検出。手動でのトラブルシューティングの必要性を軽減しながら、LANやISP接続パス全体での組織のダウンタイムを最小限に抑える
- AIを活用したUXの根本原因分析(RCA)により、問題の検出と解決を自動化。ヘルプデスクチームにUX低下に関するリアルタイムの洞察を提供するとともに、情報技術サービス管理(ITSM)システムと直接統合してインシデント管理の効率性を向上させる
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