GitHubは、あらゆるエージェントを単一のプラットフォームで統合・制御可能だとする「Agent HQ(エージェント本部)」を発表した。
同社は、エージェントは後付けの機能ではなく、既存の開発システムと同じように機能するべきであるという考えのもと、エージェントをGitHubフローにネイティブ対応させると述べている。すべてのエージェントを単一のプラットフォームに統合することで、GitHubをオープンエコシステムへと進化させるとのことだ。
新機能「ミッションコントロール」は、単一のコマンドセンターとして機能し、 複数のエージェントの作業を場所を問わず割り当て、指示、追跡できるという。VS Codeでも利用可能で、エージェントの動作を計画し、カスタマイズする新たな方法を提供するとしている。
また、企業で利用できるエンタープライズグレード機能として、新しくなったエージェントコードレビュー、AIのアクセスとエージェントの行動を管理する専用コントロールプレーン、AIが業務に与える影響を可視化するメトリクスダッシュボードを提供するとのことだ。Git、プルリクエスト、Issueといった基本機能は維持しつつ、GitHub Actionsやセルフホスト型ランナーなど、好みのコンピューティングリソースを引き続き利用できるという。
今後数ヵ月以内に、Anthropic、OpenAI、Google、Cognition、xAIなどが提供するコーディングエージェントを、GitHub Copilotの有料サブスクリプションを通じてGitHub上で直接利用可能になる予定とのこと。また、今週からGitHub Copilot Pro+ユーザー向けに、VS Code InsidersからOpenAI Codexにタスクの割り当てができるようになる予定だとしている。
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