IFSは、公益(電力・水道などのサービス)事業向けに特別設計したソリューション「IFS Nexus Black Resolve for Utilities(以下、Resolve for Utilities)」を発表した。
同ソリューションは、エネルギー・公益事業者が災害対応、日常業務の運用、送電網(グリッド)の近代化に取り組む方法を刷新するものだとしている。IFS Nexus Blackが開発したソリューションで、IFSのフィールドサービス管理(FSM)をAIで拡張し、数週間で成果につながる迅速なイノベーションを実現すると同時に、公益事業者が求める信頼性、拡張性、セキュリティを確保すると述べている。
公益事業運用の現実を理解するAI
ホワイトカラー向けの汎用AIとは異なり、停電を復旧し、水の供給を守る現場技術者、プランナー、作業員のために設計されているとのことだ。熟練人材の不足、頻度と深刻度を増す異常気象、老朽化が進み強靭化が急がれるインフラ、迅速な復旧を望む地域社会といった、公益事業が直面する課題に対応するという。
現代の公益事業業務を変革する主な機能
フィールドサービス業務を刷新し、「お客様に最も近い現場(ラストマイル)」の運用を最先端へと引き上げるとしている。業務内容や作業者の種類を問わず、現在から将来にわたる要員管理(ワークフォース管理)の新たな基準を提示するとしている。
AIによる作業チームのインテリジェント招集
老朽化インフラの計画保全から洪水・嵐・山火事といった緊急対応まで、重要業務に従事する作業チームをAIで最適に調整・編成するとのこと。作業チームの稼働状況をリアルタイムで可視化し、現場担当者との円滑なコミュニケーションを実現するとともに、地域や州をまたいだ業務管理を可能にするという。これにより、調整業務の煩雑さはAIに任せ、計画担当者は戦略的判断に集中できるとしている。
大規模災害時の相互支援連携を実現するAIテクノロジー
大規模な暴風雨などの災害発生時には、公益事業者による近隣企業との迅速な連携が不可欠だ。Resolveの相互支援連携機能は、AIを活用して組織の枠を超えたシームレスなコミュニケーションと人員・設備などのリソース共有を可能にし、地域社会の早期復旧と安全確保を強力に支援するという。
現場作業チーム向けインテリジェント支援
Resolveのモバイル機能は、リアルタイムデータ、設備画像、過去の作業履歴に基づくインテリジェントなガイダンスを提供し、現場作業チームの生産性を向上させるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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