NECは2026年9月11日、バックアップ専用ストレージ「iStorage HSシリーズ」の新モデルとして、シングルノードモデル「iStorage HS3-70」の販売を開始した。前世代機「iStorage HS3-60」と比較して最大容量を2倍の48TBに拡大しつつ、質量と最大消費電力を削減したモデルで、増大するバックアップ・アーカイブデータの効率的な保管と、ランサムウェア対策を含むデータ保護の強化を支援する。

容量ラインアップは8TB/16TB/32TB/48TBの4モデル。最大24TBだった前世代機ではカバーできなかった容量帯にもシングルノードモデルで対応できるようになり、導入時の構成検討や将来のデータ増加にも柔軟に対応できるとしている。
ハードウェア基盤の見直しに加え、冷却機構や電源周辺の効率を改善したことで、質量は32kgから27kgへ約16%、最大消費電力は757Wから485Wへ約36%削減した。設置作業の負荷や電源設備への負担を抑え、長期運用でのコスト削減につながるとのことだ。
iStorage HSシリーズはリリース以降、累計約9,000ノードの採用実績を持つという。重複排除・圧縮機能「DataRedux」により、典型的なフルバックアップ(過去のデータに対する重複率95%)のパターンでバックアップデータを最大20分の1に削減して保管できる。また、分散冗長配置技術により、パリティ設定に応じてHDDの最大6台同時障害にも耐える可用性を備え、定期的なデータ整合性チェックと不整合検出時の自動修復により長期保管データを保護するという。
ランサムウェア対策としては、重複排除機能によって容量を追加で消費することなく筐体内バックアップを実施する「クローン機能」や、バックアップデータを一定期間書き換え・削除から保護する改ざん防止機能(WORM)を継承した。ランサムウェア攻撃などでデータが暗号化・改ざんされた場合でも、あらかじめ保護したバックアップデータから復旧できるとのことだ。
受注開始日は2026年9月11日で、出荷開始は2026年10月を予定する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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