日本IBMは、今回の新ライセンス体系導入は、高いセキュリティーや業務アプリケーションとの連携を求めるユーザーが、企業向けメール環境をパブリッククラウドで提供するサービスである「IBM LotusLive Notes」への移行を検討する例が増えていることに対応したものとしている。
いままで、「Lotus Notes/Domino」を利用していたユーザーがクラウドサービス「IBM LotusLive Notes」のメール機能を利用する場合、「Lotus Notes/Domino」のサーバーとクライアントの料金に加え、「LotusLive Notes」のユーザーごとの使用料金が必要だったライセンス体系を改定した。
新しいライセンス体系は、「Lotus Notes/Domino」を「LotusLive Notes」と併用する場合、「Notes/Domino」のサーバーおよびクライアントへの課金を、サーバーライセンスである「IBM Lotus Domino Utility Server for LotusLive」に一本化するもの。これにより、「Lotus Notes/Domino」のクライアント・ライセンス料金が不要になり、使用料金の低減が可能になると、ライセンス管理も容易になるという。このライセンス体系は、クライアントユーザー数の多い企業では価格メリットが大きく、ユーザー数が1000人の企業では、ライセンス価格が3割以上低減するとしている。