今回の買収による機能強化で、直ちに企業向けのデータ暗号化とキー管理機能を提供し、Hadoopにおける機密データや法律上で保護されたデータのセキュリティ維持と処理に関する問題に取り組み、HIPAA-HITECH、PCI-DSS、FERPAおよびEU Data Protection Directive(EUデータ保護条令)など、多くの規制遵守要求に対応することができるようになるとしている。
Clouderaのユーザーは、Clouderaのパートナーが提供する、多数のプラットフォーム横断的なデータ保護手法を引き続き選択することもでき、また、データを使用するアプリケーションに関係なく、Hadoopクラスターに保存されたすべてのデータ (data-at-rest) を暗号化することで、必要なコストを最小限に抑えることができるという。
Clouderaでは、Gazzangのチームを中心に、Hadoopにおけるさらなるセキュリティ強化に取り組むとしている。このチームは、Hadoopのセキュリティに特化したClouderaセキュリティエクセレンス・センターの核になるという。このセンターが担当する事項は次のとおり。
・総合的なデータおよびクラスターのセキュリティテクノロジー:Clouderaのデータ来歴機能を活かした「データ追跡」のための権限付与および暗号化ポリシーなど。
・セキュリティ試験および証明:継続的な脆弱性の調査、パフォーマンスの最適化、規制対応手引書の作成など。
・パートナーのセキュリティエコシステムへの参加が可能に:セキュリティ統合APIの開発やパートナー製品の認定。
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