レッドハットとSAPジャパン、協業を強化し「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA」を提供
SAPのデータベース製品群が全てRed Hat Enterprise Linuxに対応
今回、SAP HANA用途に向けて「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA」が提供開始され、SAPの認定ハードウェアを提供するパートナーによってサポートされる。
これにより、ビジネス全般に渡るSAPソリューションの運用環境をRed Hatの高性能で安定したプラットフォームによって標準化できるようになるとしている。
「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA」は、簡単に導入およびインテグレーションできるようデザインされており、パートナー各社が提供するSAP認定ハードウェアで利用可能だという。
SAP HANA on the AWS Cloud、Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA、SAPのデータベース製品群は、AWSにおいて利用可能で、パブリッククラウドによるデータ管理の利点をもたらすという。
SAPとRed Hatは、SAP HANAとSAPデータベース製品群のRed Hat Enterprise Linux対応に加えて、次のような協業を行っているという。
・Red Hat JBoss® MiddlewareによるSAPゲートウェイ技術における継続的な協業
Red HatとSAPは、Red Hat JBoss Fuse Service WorksやRed Hat JBoss BRMSなどのRed Hat JBoss Middlewareにより、企業内に散在するビジネスデータをリアルタイムにSAPソリューションに統合し、ビジネスの変化に迅速に対応。
・OpenShiftにSAPデータベース製品群を統合
4月に開催されたRed Hat Summit 2014イベントにおいて、Red Hatが提供するPaaSの「OpenShift」でSAP ASE、SAP IQおよびSAP SQL Anywhereをカートリッジとして利用可能になったことを発表。パブリックPaaSの「OpenShift Online」、オンプレミスで稼働する「OpenShift Enterprise」、オープンソースプロジェクトの「OpenShift Origin」のOpenShift全ラインアップで利用可能に。
・協調サポート契約
SAPとRed Hatの長期にわたるパートナーシップの一環として、「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA」を含む協業ソリューションは、SAPとRed Hatのエコシステムによってサポート。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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