「情報セキュリティ白書」は、企業のシステム開発者・運用者を対象に情報セキュリティの現状や、今後の対策のために役立つ情報を提供するとともに、パソコンやスマートフォン等の情報機器を使用する一般の利用者に対しても情報セキュリティの概観や身近な話題をわかりやすく提供することをめざして、IPAが毎年発行している。
2013年度には、水飲み場型攻撃でウイルスに感染したパソコンからの情報流出、インターネットバンキングにおける不正送金被害の拡大、パスワードリスト攻撃による不正アクセスの多発など、インターネット利用者を狙うさまざまな脅威と被害が確認された。
そのため、「情報セキュリティ白書2014」では、頻発する脅威および将来の脅威を見据えて、「オンライン本人認証の動向」「医療機器の情報セキュリティ」「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群の改定」といった新トピックを加えているという。
また、従来どおり情報セキュリティインシデントの具体的な事例や攻撃の手口、対策、国内外で進められている情報セキュリティ政策や法整備の状況等、情報セキュリティに関する広範なテーマを取りあげているという。
なお、「情報セキュリティ白書 2014」は印刷書籍版のほか、初めて電子書籍版を制作し、アマゾンにおいて8月中旬に発行する予定。
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