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「23.6%が値下げ」で、ベンダーの収益性に悪化の懸念。IDCJapanがITアウトソーシング調査を発表

 IDCJapan株式会社が国内アウトソーシングに関する調査結果を発表した。これによると、2007年4月時点において、ITアウトソーシングを利用している企業(個人事業主を除く)は31.6%。

 過去に実施した同様の調査では、ITアウトソーシングを利用/具体的に検討中の企業は、29.3%(2005年3月調査)、37.0%(2006年4月調査)、38.0%(2007年4月調査)であり、新規利用企業の増加率が減速していることが明らかになった。

 企業規模別の利用状況を見ると、従業員規模が大きい企業ほどITアウトソーシングの利用割合が高く、従業員1万人以上(ITアウトソーシング利用率:72.9%)、1,000~9,999人(同60.6%)、100~999人(同44.4%)、100人未満(同21.5%)の結果に。2006年4月調査では、従業員規模100人未満企業の利用率が大幅に増加し、全体の利用率を押し上げたが、2007年4月調査では0.9%ポイント増にとどまった。

 ITアウトソーシングへの投資額は、情報システムの強化や委託業務範囲の拡大を要因として増加中だ。一方、ITアウトソーシングの契約を見直す企業も大企業を中心に増えている。過去1年間に契約の見直しを実施した企業は3割を超え、「契約金額の値下げ」「金額据置でサービス内容や品質の拡大/向上」といった実質的なサービス価格の値下げを行った企業は23.6%に上る。

 IDC Japanのリサーチマネージャー松本聡氏は、ITアウトソーシング市場の展望について次のようにコメントしている。

 「アウトソーシング事業は、ベンダーにとって売上拡大に貢献するであろう。しかし、ユーザーの同サービスに対する評価は厳しさを増しており、ベンダーの収益性悪化が懸念される。ベンダーは、納得感のあるサービス内容/価格、高い付加価値を提供することが重要である」(同社発行のプレスリリースより)

【参考】 国内アウトソーシングユーザー調査結果(プレスリリース)

 

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